神戸市北区‐三田市の鍼灸・整体が専門の梶谷接骨院・鍼灸院

テニス肘

症例3 パートで痛みが出てきたテニス肘

物を掴んだりタオルを絞る時に肘が痛い

患者

50代  三田市 女性

来院

2016年 1月

症状

昨年12月の初旬くらいより右肘に痛みを感じるようになってきた。ちょうどそのころ、パートの仕事量も増えてきて、手をよく使うようになってきた頃であった。はじめは、時々何かした拍子に痛む程度であったが、だんだん、痛みが増えてきて、洗濯物を干したり、食器を洗ったりの日常の生活の動作でも痛みが出るようになってきたので、整形外科を受診し、テニス肘と診断された。湿布薬の処方のみで一向に良くならず、インターネットでテニス肘の治し方を調べていたところ、当院を知り来院する。

施術経過

初診時、上腕骨外側上顆部に強い圧痛と手首を背屈する動作で痛みが誘発される状態であった。身体全体を触診していくと、肩甲骨と上部胸椎の連動性がよくなかったためそこを調整するように鍼をした。5分程度置鍼した後、再度手首を背屈してもらうと痛みが軽減していた。
2診目、初診後は楽だったが、使っていると痛みがぶり返してきたとのことで肩甲骨と胸椎を調整するために骨盤のツボも追加した。
3,4,5診目、だいぶ痛みはましになってきたが、使いすぎた後と、起床時の痛みが残る。
6診目、日常動作に問題なくなったとのことで終了とした。

使用したツボと手技

ツボ:T4(1) T2(2.5) ふくら4 威霊 六谷 四すい 
 

症例2 テニス肘

テニスをしていて肘の外側が痛くなる

患者

40代 神戸市北区 女性

来院

2015 10月

症状

週に3回ほどテニスをしていて、2か月前にラケットを替えてから右ひじに痛みが出てきた。試合も重なっていたので鎮痛剤をもらおうと整形外科を受診する。注射と鎮痛剤でごまかしながらテニスを続けていたが、痛みが一向にひかないため友達の紹介で当院を来院する。

 

施術経過

初診時、上腕骨外側上顆の変形と圧痛がきつくあり、手首を反ると痛く、雑巾を絞ったり、物を持つときに痛みが強く出る。身体の動きを検査していくと、薬指を動かした際の痛みが顕著であった。指の動きと関連深い脊柱のツボに鍼をすると、指の動きが良くなり、手首の反る痛みも改善。日常生活で痛みがなくなるまでテニスを中止してもらう。

2診目、日常生活の痛みはましになり気にならなくなってきた。

3診目、手を反る痛みもなくなっていたため、テニスを許可する。

4診目、テニスをしても痛みが出なかったということで、身体全体の調整をして終了とした。

使用したツボと手技

ツボ:T3(1)R T4(1)R 養老R 空髎LR

整体:上肢P3 P4 P6

考察

思い切ってテニスを休んでもらい、指導通り治療に協力していただけたので早期に回復出来ました。

 

症例1 テニスはしていないけどテニス肘

肘のが遺族がズキズキ痛くて前腕のスジも突っ張る

患者

40代 西宮市 女性

来院

2016年 4月

症状

今年に入ってからパート先で部署移動があり、部品の組み立てや部品の高圧洗浄などよく手を使うようになった。3月ごろより、右ひじにタオルを絞ったりする痛みが出てきたので整形外科を受診する。テニス肘と診断され、注射をしてもらい、痛み止めの薬と湿布を処方された。注射後2日間は良くなったような感じだったが、3日目より痛みが再発してきた。1週間後再度整形外科を受診し注射をしてもらう。やはり3日目より痛みが出てくる。4週間で4回ほど注射してもらいに行くが、4週間後にはコップを持つのもお皿を洗うのも痛くてズキズキうずくようになってきた。職場の方に当院を紹介されて来院される。

 

施術経過

【1診目】上腕骨外側上顆の変形と圧痛が著名にあり、瓶のふたを開けたり、タオルを絞ったり動作で強い痛みが出てくる。検査してみると肩甲骨~上肢への連動性が失われ、胸椎にも影響がでていた。そこで、肩甲骨と胸椎と上肢の連動性を高める鍼をして、上肢の筋肉が機能するように整体をする。

【2診目】(3日後)ずきずきするうずきはなくなり腕から肩が軽くなったが、タオルを絞ったり、瓶のふたを開ける動作の痛みはまだ残っている。

【3診目】(4日後)生活上だいぶ困らなくなってきたが、仕事でよく使った後は、重ダルイ痛みが出てくる。

【4診目】(1週間後)タオルも絞れるようになり、瓶のふたを開けるのも気にならなくなってきた。不意にものを持ち上げたときに、たまにズキッとする程度になってきた。

【5診目】(1週間後)上腕骨外側上顆に物が当たると痛いくらいで、生活や仕事で使っていても痛みが出なくなる。5診で終了とした。

使用したツボと手技

ツボ:ふくら4  T4(1)

手技:上肢P1 p2 挙上

考察

うつむき加減での作業の繰り返しで、肩甲骨と胸椎の動きが非常に悪くなり、上肢に力みが入り必要以上に前腕の伸筋に張力がかかり上腕骨外側上顆に炎症が出たものと思われる。つまり、原因は肩甲骨と胸椎にあると思われた。症状がでた上腕骨外側上顆に直接手技や鍼をすると炎症があるので余計にひどくなる恐れがあるので、直接手技や鍼をすることはしないで、原因である肩甲骨と胸椎の動きを正常に戻し、周りの筋肉が正常に機能するように施術をしていった。

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