顎関節症
こんな症状でおなやみではないですか?
- 口を開けると痛い
- 物をかむと痛い
- カクカク音がする
- 上記が混合した症状がある
- マウスピースをしているが改善しない
- 人に歯ぎしりしていると指摘される
顎関節症とは
顎関節症は多因子的疾患で、精神的ストレス、疲労を蓄積させる生活習慣、噛み合わせの異常などがあげられますが、直接的には、歯ぎしりや食いしばりによる影響が最も大きいと考えられます。つまり、歯ぎしりや食いしばりの習癖があると、咀嚼筋に疲労が蓄積されると同時に、顎関節にも過剰な負担がかかり、結果的に咀嚼筋や顎関節の痛みを伴う顎機能障害(口が開かない、硬いものが噛めないなど)に至ると考えられます。
そもそもなんで食いしばるのか!
大きく高くジャンプしてみてください。その時、口を軽く開けて顎の力を抜いてジャンプしてみるのと、歯を食いしばってジャンプをしてみるのを比べてみてください。ジャンプの着地の時、どちらが脳に振動や衝撃がきますか?
そう、食いしばってジャンプの着地をしたほうが脳の振動が少ないですよね?つまり、食いしばるということは、衝撃から頭を安定させて脳を守るということです。
歩行や立ったり座ったりと日常生活は常に地面からの衝撃を受け続けています。その地面からの衝撃を緩和させるシステムが、仙腸関節、胸椎、顎関節と三か所あります。仙腸関節や胸椎の動きが悪くなり地面からの衝撃を緩和させることができなくなると、顎関節だけで衝撃を緩和させ、頭を安定させ脳を守らなければなります。この状態が続くと夜中に歯ぎしりが出ます。
精神的ストレスや考え事をしすぎても脳を守ろうと食いしばりが発生します。これも実は仙腸関節や胸椎の動きの悪さがあるから顎関節だけで脳を守ろうとしているのです。
食いしばる癖のある人は、肩こりや座って立つとき腰が伸びないなどの症状が併発すことが多いのです。
寝ながらスマホや布団の中での考え事など、就寝前に脳を活性化させてしまうと脳を守ろうと食いしばり、歯ぎしりが出ます。お布団に入ったら呼吸に意識を集中するなどして脳を鎮静化させてください。
梶谷接骨院・鍼灸院での顎関節症の施術
顎は身体全体の影響を受けるため、身体全体を観察していく必要があります。顎が痛くなった原因を探っていき、なぜ顎に負担をかけたのかを考えていきます。
まず、身体のどこかに動きの悪い箇所がないかチェックしていきます。
顎関節の症状を訴える方の多くは、仙腸関節や胸椎の動きが悪いです。顎を揉んでみたり、マウスピースをしたりしても症状が取れないのは、原因が顎にあるのではないからです。まずは仙腸関節や胸椎の動きを整える必要があります。
仙腸関節や胸椎の衝撃緩和システムが回復するように、身体全体を診て施術していきます。
当院では、症状のある部位(痛いところ)だけにとらわれず、その症状を起こしている原因を突き止めるように施術いたしております。
運動力学、生体力学、運動機能解剖学の観点から原因を見つけたうえで施術を行っておりますので、病院や整体院などで改善しなかった場合であっても諦めず、ぜひ当院の施術を受けてみてください。