ばね指
ばね指の症状
主な症状は、以下の5つがあげられます。
- 指の曲げ伸ばしに引っかかりがある(スムーズに曲げ伸ばしできない)
- 曲げようとするとカクンとした衝撃がある
- 伸ばそうとするとばねが弾けたように勢いよく伸びる
- 指の付け根部分に腫れや痛みがある
- 指が一定の角度で曲がったまま伸びない
指を曲げ伸ばしする際に引っかかりを感じたり、ばねが弾けるように急に動くような「ばね現象」が出現したりします。症状がすすむと指を自力で動かせなくなり、もう片方の手で動かさなければならなくなります。痛みや腫れが出現することもあり、ひどい場合は関節が固くなり拘縮(こうしゅく)がみられることもあります。
ばね指の一般的に言われる原因
指の屈筋腱の腱鞘炎が起こる主な原因は指を使いすぎることです。仕事や家事で指をよく使用する方が発症しやすいといわれています。他にも、女性の場合は出産後や閉経後などホルモンバランスが崩れることで発症しやすくなったり、関節リウマチや糖尿病、または透析をされている方などの病気を患っている方にも多くみられます。
梶谷接骨院・鍼灸院のばね指の原因と施術
肩甲骨、胸椎の動きが悪くなり、手指への連動性が失われたことが原因となり、ばね指は発症します。鍼灸と整体を用いて、肩甲骨、胸椎の調整を中心とした施術を行い上肢全体の筋肉や腱の機能が回復するように促します。時として、自律神経の調整、内臓の調整も鍼を持ちて施術することもあります。
治り方には、症状の程度、身体の全体のバランスの具合によりかなりの個人差があります。数回で終わる方から、数か月かかる方までいます。
当院では、症状のある部位(痛いところ)だけにとらわれず、その症状を起こしている原因を突き止めるように施術いたしております。
運動力学、生体力学、運動機能解剖学の観点から原因を見つけたうえで施術を行っておりますので、病院や整体院などで改善しなかった場合であっても諦めず、ぜひ当院の施術を受けてみてください。
症例
40代 女性
2016年 12月
工場のライン作業で組み立て作業をしている。特に作業中に何があったわけでもなく突然左親指がカクカクはじくようになっていた。ほっておけば治ると思っていたが、次第に朝起きるときは固まって曲がったまま伸ばすことがしばらくできない状態になってきて日中のカクカクはじき度合いもきつくなってきたため来院する。
左親指の曲げ伸ばしの時に、カクカクしていて深く曲げるとロックして伸ばせない状況であった。身体全体の動きを検査してみると、胸椎と肩甲骨の動きが悪くなっていたためそこに鍼をし、その動きを調整する手のツボにも鍼をして整体を加えた。ロックはなくなり、深く曲げこんだときのみカクカクする程度になった。2診目、起床時のロックがあって日中は気にならない程度になっていた。施術は同じところに行った。8診目、起床時のロックもなくなり全くカクカクならなくなり終了とした。
ツボ:T1(1)L ふくらL
整体:CAT 上肢P3 P4